円満退社をする
内定をもらい転職先が決まったら、勤務中の場合は退社しなければなりません。退社する際に最も重要な事は、円満に退社する事です。スムーズでない退社は、入社した後にも影響するばかりでなく、現在の勤務先は将来の顧客にもなりうるのです。ここでは円満に退社し、気持ちよく転職先で働くための段取りを解説していきます。
内定通知
選考試験を無事に通過し、内定通知をもらったら承諾の返答をします。返答がないと、辞退したものと思われる事もあります。メールでもかまいませんが、見落とされるかもしれません。最も確実なのは担当者に電話し、直接意思を伝えることです。
退職の手順
- 直属の上司に退職の意思を伝える
- 退職日の決定
- 退職届の提出
- 引き継ぎ、残務処理
- 退社
退社のポイント
退職日の決定
業務の引継ぎ、残務処理などに無理がないよう調整します。転職先への入社日はなるべく現在の社内事情を考慮して、決定すべきです。入社日の調整が出来ない場合は、その旨を上司に伝え退職日の調整を願い出ます。
引継ぎ
どの仕事を誰に引き継ぐのか、スケジュールを立てて、確実に行うようにしましょう。退職日の3日前までに終わるようにすると、予定外のことにも対応できます。
- 作成した書類はファイルに残す
- 取引先や顧客の案件ごとに連絡先をまとめる
- 顧客には後任と共にあいさつに行く
- これまでのトラブルなどをまとめる
顧客・取引先
顧客、取引先に自分から退職することを伝える必要はありません。後任など今後の方針が決まらないうちから退職することを伝えるのは、混乱を招くだけです。直属の上司から通達があるまでは、伝えることは避けます。
会社に返却するもの
- 健康保険被保険者証
- 社員証明証・名刺
- 定期券
- 書類・資料・データ
等は全て会社に返却しましょう。
会社から受け取るもの・雇用保険被保険者証
- 離職票
- 年金手帳
- 源泉徴収票
返却すべきもの・受け取るものに不備があるとトラブルの元となりますから、確認し、返却し忘れや、受け取り忘れの無いようにして下さい。